Re: 玉響に東天紅

140字で書くつもりじゃないものを140字で書いちゃったやつをまとめ直すとこ

福山氏の結婚と「妄想のフリー素材」

芸能人の結婚に胸が痛んでどうしようもなく苦しくなるのは
自分がその人と結婚できるチャンスが万が一でもあると思ってたからではないだろう。
ざっくり言ってしまえば、今まで「妄想のフリー素材」的存在だったのが
フリーじゃなくなってしまったツラさが大きいのではないか。
福山雅治似の男性と幸せな恋愛をする私、を妄想するとき
これからは常に、吹石一恵レベルじゃないと
釣り合わないという考えが邪魔をしてくるのだ。


もう内面の自由で保障されていたはずのささやかな妄想すらも許されない。
ちょっと口にしようものなら「お前で吹石一恵に勝てるの」という茶々が飛んでくる。
というか自己ツッコミが入る。
妄想をしようとした段階で
「いやでも吹石一恵レベルと結婚するような人が私なんかに見向きもしない」って
妄想開始のハードルが上がる。
もうフリー素材じゃない。


芸能人の私生活が謎に包まれていた方がいいと思うのは
やっぱりそこで色々妄想できるからで
その妄想は、いろんな夢や期待や
あるいは自分が成し得ない成功体験への羨望を孕んでいる。
最近はその「妄想のフリー素材」が
めっきり二次元に取って代わられているし
私生活を切り売りする芸能人も増えているけど。
(それも考えようによっては素材提供と言えるのか)


あ、ちなみに私は福山さんと吹石さんのご結婚は
特にわだかまりもなく祝福できる方の人です。
(吹石さんがご結婚されたのがちょっと寂しいぐらい)


なんとなく、自分が2.5次元に恋焦がれていた頃を思い出したので
こんなことを書いてみました。